【Anly】

沖縄出身アーティスト紹介。今回は、シンガーソングライター「Anly」さんです。公式Youtube動画をご覧頂きながらご紹介致します。

1997年1月、沖縄・伊江島生まれ。
18歳の2015年11月にドラマ主題歌「太陽に笑え」でメジャーデビュー。

伊江島は沖縄本島北部の西側にあり、人口は約4,000人強、周囲はおよそ22km、フェリーで30分ほどで行ける離島である。
幼少期はインターネットもパソコンもないその小さな島で、父親のブルースやオールドロックのCDを聴き、ギターをおもちゃ代わりに彼女の音楽の感性は磨かれていった。

高校卒業後、那覇市・首里のライブハウス「アルテ」でのパフォーマンスが音楽関係者の目にとまり、それをきっかけに一気にメジャーデビューに至るのだが、あまりにも早いスピードでのデビューに、失礼ながら筆者は沖縄での彼女の評判を耳にすることがなかったため、存在を知るのが遅かった。

デビューの速さは、それもそのはず、彼女のライブパフォーマンスを観れば一目瞭然である。
上の動画を観ていただければ分かるのだが、「山崎まさよし」さんもライブの際に行う、ルーパーと呼ばれる音を重ねて演奏する技法で、一人生バンド状態で彼女はライブをこなすのである。

彼女は自分の音楽スタイルをよく知っているのである。実際、彼女のようなジャンルを弾き語りで行う女性アーティストは沖縄のライブハウスでも多くみられるのだが、曲調によってはバックサウンドがあってこそ生かされるジャンルなので、弾き語りだと並みのアーティストなら単調で退屈なライブになってしまう。
また、下手にルーパー演奏をしようものならバタバタした感じになってしまい、かえってみっともない感じになってしまうので、演奏力が乏しい弾き語り系アーティストは敬遠してしまうのは無理からぬこと。それを彼女はいとも簡単にやってのけるのである。

彼女の曲はタイアップ曲が多い。「NARUTO-ナルト- 疾風伝」や「科捜研の女」など、それ以外にも多数である。また、「スキマスイッチ」とのコラボなど、ポップ性の高いメロディや幅広いジャンルを作曲できる才能があってこそ成り立つものである。

沖縄ミュージシャンとしては久しぶりの本格派アーティストの登場に、筆者は彼女の活躍をますます期待したいと思う。

【Anly 公式サイト】
http://www.anly-singer.com/

【Anly 公式blog】
https://ameblo.jp/anly-music/

【Anly 公式SNS】